頭痛、不眠、倦怠感
頭痛、不眠、倦怠感など
頭痛、不眠、倦怠感など我慢しながら生活している方が多くいらっしゃるようです。
当院に来られる患者さんも自ら申告することはなくても、聞いてみると「実はよく頭痛がある」などと答える方も多いです。
どうも日本人は我慢する人が多いようです。
でも頭痛や不眠、倦怠感などの症状を軽くみて放っておくと、そのうちひどくなり鬱となったり、日常生活に支障があるほどになる可能性もあります。女性は肌に栄養が行かなくなり、肌荒れの原因となったり美容にも影響します。
そしてやっと病院に行って鬱の薬や睡眠導入剤や痛み止めをもらって飲む。
でもよく考えましょう。
鬱の薬や睡眠導入剤などの向精神薬は脳や中枢神経に直接働きかける強い薬です。
痛み止めも含め依存性のあり、続けて服用すると危険な可能性がある薬です。
そして本当にそれらの薬で治るのでしょうか?
そもそもの原因は何でしょうか?
仕事や家事などで忙しく疲労が蓄積していたり、職場の環境、人間関係、家庭環境でストレスがたまっていたりすることが原因ではないでしょうか?
このほかにも原因はいろいろあるでしょうが、薬にこのような原因を解消する力があるでしょうか?
精神薬の薬は脳に働きかけて中枢神経を抑制するだけで論外。
睡眠導入剤は通常の眠りと違うので疲れは取れにくい。
痛み止めは痛みを感じなくするだけ。
出ている症状を抑えるだけだと思います。
頭痛や不眠、倦怠感などを我慢するとだんだん自立神経のバランスが乱れます。
乱れた自立神経を更に悪化させる可能性も薬にはあります。
では本当の治療とは何か?
原因を探って対処することです。
まず疲労の蓄積によりものであれば簡単。疲労の蓄積を解消させる為に休むなり、運動するなり、自分でどうしようもなければマッサージや整骨院などを利用するのもいいでしょう。
環境が原因の場合はなかなか大変です。環境を変えることが一番いいでしょうけどなかなか難しいことも多いでしょう。
心のゆとりと体のゆとりの両方にゆとりが持てるのが理想です。
ただ心と体はつながっているのでどちらかがゆとりを取り戻せればもう片方もいくらか楽になるのです。
つまり環境が原因で心にゆとりが持てない場合は、何とか体の疲労の蓄積を解消して少しでもほっとさせてあげる必要があります。
心も体のゆとりがない状態だと頭の中はネガティブなことしか浮かびません。
もっと大事なことは頭痛や不眠、だるさ、めまいなど症状が少しでも出てきた時にすぐに対処することです。
火はボヤのうちに消してしまえば大した被害はないですが、燃え広がってからでは大変です。
体の不調も同じです。未病のうちに治す。これが一番大事です。
今何かしら症状を抱えているとしたら、ひどくなる前に対処いたしましょう。
原因が自分で解決できない場合は信頼できる医者、整骨院、指圧、整体などの先生に相談しましょう。