健康、美容の為に② タンパク質
健康、美容の為に野菜中心の食事をする女性も多いかと思います。
菜食主義のなかにもいろいろ種類があるようです。ビーガンやらマクロビオティックなど、いかにも健康志向な響きがします。
しかし、これら菜食主義には意外と栄養不足に陥りやすいのです。
栄養素の中には動物性にしか含まれないものもあり、特にタンパク質、鉄は不足しがちです。
さらに野菜の栄養は細胞の中にあり吸収が悪く、現在の野菜は農薬、化学肥料の影響で栄養価自体が激減しています。
現実的に野菜のみで栄養を取るのは厳しいでしょう。
人間の体を作る筋肉、臓器、血液、髪、肌、消化酵素、代謝酵素、ホルモンにはタンパク質が必用です。
神経伝達物質もタンパク質が原料になります。
消化に関係する臓器、消化酵素いずれもタンパク質が原料になっているので、これが不足すると消化がうまくいかないということが起こります。
すると肉を食べると、うまく消化が出来ない、胸やけがする、お腹を下す為、動物性たんぱく質を摂取出来ないという悪循環がおこり、ますますタンパク質不足になります。
さらに消化不良だけではなく、代謝が悪く冷えやすい、ホルモンバランスが乱れる、神経伝達がうまくいかずに鬱になるなど、様々な不調が出てきます。
見た目では肌(コラーゲンの主成分はタンパク質)が荒れる、張りがない、髪のつやがなくなる、目に力がなくなるなど、美容のほうの影響も大きいです。
タンパク質には動物性と植物性がありますが、効率的にタンパク質を摂取するためには動物性の方が優れています。
鶏肉、豚肉、牛肉、卵、レバー、さかな、などがいいでしょう。
うまく消化できない人は少しずつ慣らしながら量を増やしていくといいでしょう。
少し話はそれますが、糖質の吸収を緩やかにするために野菜から食べたほうが良いと以前テレビでやってました。
実は野菜には糖質を含むものも多いので、肉などのタンパク質から食べたほうが糖質の吸収を抑えられるという説もあります。
タンパク質はダイエットにも効果がありそうです。
健康志向で見た目にも気を付けている意識高めの女性の皆様、動物性タンパク質を意識して若さを保ちましょう!
※野菜も当院で開催している朝市で販売している無農薬、減農薬野菜ならミネラル、ビタミン豊富なのです。
前回の投稿で説明したように補酵素として消化を助けてくれるので、偏らずバランス良く食べてください。
※宗教、思想の問題で動物を食べないという方はサプリなどを利用すると良いでしょう。